【英語で映画】子供と見たい世界について学べる映画3選!
おはようございます。
親子留学がゴールの英会話講師、船山直子です。
現在はシリコンバレーに住み、オンライン英会話教室の運営と、親子留学のご相談を承っております。
さて、コロナで自粛生活となり、家で休日も過ごすことが多くなったこの半年。
ものすごく家族で映画を見るようになりました。
でね、子供たちと映画を見るとき、どんなことに注意をして選びますか?
もっと息子が小さいときは、アニメばかりだったので、そんなに気にしなかったのですが、10歳になるともっと興味が広がって、いろんなものを見たがるようになったんです。
それで我が家が気を付けていることはこちら。
・暴力シーンがないこと
・Hなシーンがないこと
・夜、寝られないような怖いシーンがないこと。
これにより、ゾンビ系はだめだし、007とかもだめだし。
いろいろ知っているものから、新しいものまで、評判のいいものや、ニッチなものまでいろいろ見るようになりました。
生徒さんにも、
どんな映画みますか?英語で見られる映画で、わかりやすいもの教えてください。
と聞かれるようになったので、こちらにシェアしました。
もし、皆さんもお勧めあったら教えてくださいね^^
子供と見たい世界が学べる映画3選
1.The Breadwinner

なんと、タリバン政権下のアフガニスタンのお話。
男性がいないと、食べ物の買い出しにも行けないし、外に出てもいけない。
女性が外に出るだけで、殴る蹴るの暴行を受けるのも日常茶飯事。
そんな中、お父さんがいわゆるいちゃもんを付けられて収監されてしまい、多感な次女が髪を切り、男の子として家庭を支えるという話。
一瞬ムーランをほうふつとさせるシーンもあるのですが、そんなハッピーハッピーじゃないの。
でもね、この映画の注目すべきところは、暴力シーンはほとんど映像がなく音だけ。怖さは伝わるんだけど、不要に怖がらせるところがない。
そして、絵が可愛いから、小さい子も見ることができて感じることができる。
私は5歳の娘と一緒に見たのですが、「なんで追いかけられないといけないの?」
「なんでこんなに少ししか食べ物がないの?」
外に出るとき、目しか見えない服を着ることにも、なぜの連発でした。
何かを解決に導けるような、そんな小さな問題ではないのだけど、きっと世界を知ることから始めるにはいいのではないかと思います。
いつもの楽しいアニメ映画とは全く異なる、この映画。お勧めです。
英語で見ましたが、少しゆっくりでわかりやすい英語です。
タイトルのbreadwinnerって、大黒柱とか稼ぎ手という意味があって、映画を観終わってからも、感慨深いタイトル付けたなーって思いました。
2.ドリーム(原代:Hidden Figure)

日本では、2018年にデジタル配信が開始された映画です。
NASAを支えた知られざるヒロインたち。
1960年代、ロシアとアメリカが壮絶な宇宙戦争を繰り広げていた時、実はアメリカには、こんなに優秀な黒人女性たちがいた。
男女差別、黒人差別が当たり前の時代に、強く前向きに生きた女性3人のサクセススト―リーにじーんときます。
そして、元気をもらえます。
その頃、頑張った女性たちがいるから、今こんなに恵まれた時代になってるんだなって感謝。
だからなんだか、自分がだらだらしていてはいけないんじゃないか、とか思わされました。
日本では、「ドリーム」って名前になったのわかる気もします。
とはいえ、彼女たちはただ夢を見ていただけじゃなくて、ものすごい勢いで行動を起こすんです。
その行動力も痛快。
そして、映画の中で彼女たちが着ている60年代の服や、靴も可愛いし、出てくる車もいい。
hidden figureって、隠された存在という意味。figureって、人にも使える言葉でもあるんです。
英語は、NASAの宇宙開発に関する物語なので、難しいものもガンガン飛び出します。
難しい数式や、理論に関する英語はわからなくてもOK。
今を頑張る女性にも、宇宙好きな子供たちにもとっても面白い映画ですよ。
息子はアームストロングが好きで、それよりも少し前の話になるのですが、すっごくのめりこんでみていましたよ。
3.グリーンブック

私はこの映画が本当に好きで、いろんな人に勧めまくっております。
まず、注目すべき一つ目は主人公のトニーを演じるヴィゴ・モーテンセン。
見終わるまで気づかなかったのですが、なんと、あのロードオブザリングのイケメンストライダー、アラゴルン訳を演じた彼なのです。
あ、ロードオブ~では、オーランド・ブルーム派でしたか?
それはさておき、トニーを演じるヴィゴ・モーテンセン氏は、この役を演じるために14キロ増量したそうですよ。
物語はこちらも黒人差別が激しい、1960年代。
黒人のピアニスト(ドン・シャーリー)の運転手に、白人のトニーが雇われるところから始まります。
それから二人はさらに差別の激しい南部へと旅を始めるんです。
旅の途中、様々なところにドンは招かれ、演奏をしに行きます。
それにもかかわらず、白人と同じトイレを使わせてもらえなかったり、倉庫のような控室に案内されるという不当な扱いをされます。
「なんでこんな目にあうのに、この度を続けるんだ?」とトニーが聞くシーンも。
そして何より、涙が止まらなかったのは、黒人で裕福な生まれのドンがトニーに行ったセリフ。
“If I’m not black enough and if I’m not white enough and then I’m no not enough! Then, tell me what am I?”
これも逸話に基づいた映画で、伝説のジャズシンガー、ナットキングコールに関することも少し出てきたりします。
教科書で習うよりも、ずっと心に迫る映画。家族で考えてみるのもいいと思います。
お子様と英語で映画を見るのって、字幕を追うのも大変だし、日本語吹き替えで見てます。
って、よくお聞きします。
もし、ママもお子様も、英語を聞きたいと思う気持ちがあるのであれば、1回目は日本語吹き替えを見て、2回目で英語で日本語字幕をお勧めします。
どうしても、翻訳では表せないこともあるから、生の俳優さんたちの声をきくと、また違った感動が生まれると思います。
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